不快な夢を見た
下り坂の途中を歩いていた。
突き当たりは広い道幅の道路だ。
その手前に細い登り坂の道がある。
右へ曲がってのぼりを歩いていった。
なにかの都合で上半身を折り曲げた。
その拍子に
携帯電話と財布を落としてしまった。
それらは坂道をころがっていき
下り坂の道までいってとまった。
急いで拾いに行ったが、
もっとはやい男がいて、
先に拾われてしまった。
あせった私は携帯は取り返したものの
サイフはなかなか手を離さない。
(内心、免許証が入っているんだから俺のものだ。)
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そのとき目がさめた。
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そのとき目がさめた。
おもわず口から「ったく、ついてないな。」
という言葉がもれたようだ。
さきに起きていた家内が、めざとく
今、なにっていったの?
(私は正直話したくないなとおもいだまっていた。)
もう一度聞かれた。
(まだ沈黙)
また聞かれた。(3回目)
内心、答えたくなかった。
でもこれ以上は無視すると応えるまで聞いてきて
めんどうなので仕方なく、
正直に「これこれこうで夢をみた。」と説明したら
大笑いされた。
あまりに止まらないので、自分も大笑いしてしまった。
これは今の私の状況を説明していてとても面白いということらしい。
下り坂というのは楽をしていたことを示し、
右折したことと上り坂は、転機と苦労を、
携帯やサイフを落としたことは、
さらにひどい状況を表現しているらしいこと。
はやく来年になれ。